夏休みに娘が学校の図書室から借りてきた獅子座の本
今まで乙女座、天秤座など家族の星座シリーズも借りている
別にバカにしているわけじゃないが子どもが読む本を進んで読もうとはあまり思わない…が、手に取って軽く流し読みするつもりが気が付けば半分くらい読んでいた
冒頭から面白い
《みなさんは、占いを信じますか?
私は「占いを信じますか?」と聞かれたら、たぶん「信じません」とこたえます。占いは、いまのところは科学的に証明されていません。いわば「インチキ」です》と書かれてある
石井ゆかりさんのベストセラー
『12星座シリーズ』から「子供に読ませたい」というリクエストが多くありジュニア版が生まれた
それぞれの生まれ持ったエネルギーを含めた長所はもちろん、感受性が強めなナイーブさが表現されている
娘は自信と勇気とあるべき本来の姿を感じ取っていたようだ
読んだあと娘からくる質問に家族全員で真剣に答える
素晴らしいキッカケをもらった一冊
「すごく悩んでいるのに、深刻に見えないのはなぜ?」の帯はオリジナル版と同じ
石井ゆかりさんの着眼や表現の魅力が集約されたキャッチコピーだ
石井ゆかりさんはジュニア版の編集にあたり「占い」というものが人の心を励ましたり勇気づけたりする反面、選ぶ力が未完成な子どもを「信じ込ませてしまう」怖さを感じたそうだ
公式サイトではジュニア版刊行の経緯が詳しく紹介されている
繊細で愛情深い石井さんの人間性を知ったのは作品を読んだ後なのだが、ますますこの本が好きになった
自分や、周りの大切な人の星座の本をぜひ読んでみてください
しみじみ頷けたり新たな発見があってとても楽しめる作品です
ジュニア版ならではの柔らかな文体や表現も素敵
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