僕は小学校2年生のとき雪の多い地方に住んでいた
雪がたくさん積もっている学校の帰り道、友達のヒサ君とモギ君と僕の3人で歩いた
話したりふざけ合ったりしながら歩いていると、モギ君の顔色がだんだん青ざめてきた
どうした?と聞くと「ちょっとう〇こがでそうだ」と…
なんてこった!一大事だ!!
「あと少し歩いたら左側に空き地があるからそこでやる」という
空き地の奥へと進むモギ君。僕はヒサ君と一緒に見張り役を担当する
今となってはそんな光景をみかけないが、当時は道端で立ち小便などしている人もいたものだ
ドラえもんの公園に出てくるような大きい土管と、長く四角い鉄の棒が山積みになっている陰でアクションを起こすモギ君
見てはいけないと思いつつも、僕とヒサ君は現場を見たくなり土管に登りつい覗いてしまった
雪の上にモギ君のブツ。僕はてっきりそのブツに雪をかけるものだと思っていた
ところがモギ君はブツが乗った雪の下に手を突っ込みブツを雪ごとひっくり返したのだ
度肝を抜かれた!
それを見て僕とヒサ君は大爆笑!見られたモギ君は怒ると思いきやつられて大笑い!!
家に帰ってからもその残像が何度も繰り返され、しばらく笑いが止まらなかった
それにしても雪ごとひっくり返すとは考えもつかなかった!そんな発想は僕にはない!!
何度思い出してもニタニタしてしまったが、同時に少しだけモギ君のインスピレーショに感心した
大人になり同窓会で彼に会い、近況を聞くと建築設計の仕事をしているとのこと
空間把握能力に長けている彼ならではの天職
ちなみに趣味は「テトリス」だそうだ