こたつのモノローグ



去年アクタスでこたつを買った



大きめの円形こたつ



リビングの中央にセッティングをした



こたつを出すと、みんなが自分の何かを持ち込み自然と集まる




三女は「ロビンソン・クルーソー」の伝記

次女はヘッドホンで「星間飛行」を聞きながらお絵かき

長女は勉強道具

妻は編み物セット

僕はパソコン




円形のこたつをうまいこと5等分して、みんながそれぞれの作業をする



必然的にこたつ付近には色んなものが集合してくる。ティッシュやハサミ、ペン、メモ帳、ごみ箱、スマホの充電器などなど…



もちろん食べ物、飲み物も



僕は醤油せんべいにお茶、妻と長女はコーヒー、次女と三女はぷっちょボールにチューキャン



賑やかな卓上



ほっこり時間が増えたのはいいけれど掃除をする僕としては、いささか仕事も増えた



こたつの中から必ず出てくる誰かの靴下、そのくらいならまだいいが食べ物はこぼさないでほしい



次女と三女のエリアは特に落ちている時が多いので二人にはよく注意する





そんなある日の夕方、家に僕だけなので一人でこたつを占領



パソコンをカチャカチャ、ハイボールに焼き鳥の缶詰



みんなとの時間もいいが一人の空間はオナラも全開、最高だ!





ふと視線を落とすと次女と三女が食べていたチューキャンが一粒



いつの落とし物かわからないが、キレイだったので僕はおもわず口に入れた



うまい!こういう系には目もくれなかったがうまいじゃないか!





ふと気が付けばもっと落ちていないか目が探していた



もっとないかと漁っている自分の卑しさにゾッとする



悲しきポテンシャル



僕の前世は一体なんだったのだろう?




宙に浮かぶ男性