うっかりの血統



わが家の長女はとにかく忘れ物が多い



見ているこっちが ”わさわさ” してしまう



小物、携帯電話、提出物だけに留まらず、自分と友達のカバンを間違って持って帰ってきたり、真冬の図書館にコートを忘れてきたりと言葉を失う





しかしこれは明らかに僕の遺伝



僕は先日、車で出かけ電車で帰ってきた…



車で行ったことを忘れ「無」の状態で人の流れに沿い、電車に乗り込んでしまった



通勤快速の中から感じた景色の違和感



少し時間が経った頃、間違いに気が付く



電車を降り、もう一度電車で折り返し駐車場に向かう…





道中、長女のことを考えた



夕食時には家族それぞれが今日の出来事を話すのだが、この失敗談だけはやめておこうか?



こんな父親に「うっかりに気をつけろよ」と注意されてもこの先何も耳には入らないだろう



しかし何でも話せる環境に後ろめたさを持ちたくない



とにかく笑い話になるようなテイストを醸し出して話をしてみよう





そういえば僕の母も ”うっかり” さんだ



スーパーのレジで見せると割引になるチラシを違うスーパーのレジで出したり、車種も違う他人の車を家の車と間違えドアを何度も開けようとする僕の母



このあたりからうっかりがしっかり伝承されている



娘よ、こんなパパが言うのは心苦しいが「うっかり」に気をつけてくれ



そしてパパと一緒に気をつけながら人生を歩いて行こう



肩を組むテディベア