僕を包む重力



僕と次女は重い布団が好き



重い布団で寝ると安心する



なんというか、包まれているような感じがして安心する



妻と長女は軽い羽毛布団、僕と次女は重い綿布団、三女は触り心地が良ければ何でもいいらしい






リビングでゴロゴロしていると寝転がる僕の背中に三女が乗ってくる



次女も背中に寝そべってくる



重い安心感と娘が放つ幸福感に包まれる



高校生の長女も、僕に寄りかかってくるがあまり体重をかけないように気をかけてくれる



「気にしなくていいよ」と言いかけたが何も言わず長女の気遣いを受け止めよう



妻は足のつま先で僕のおしりをつんつん押して「パパ~、買い物付き合って」と言ってくる






”布団”も”人の寄り添い”も重たい方が好きな僕



軽いと実感できない訳じゃないけれど「重い、想い、思う」が好きなんだ



ピノキオを抱くおじいさん