知っているようで知らなかった季節

 

各地で名所が紹介され人々で賑わう秋の紅葉



僕の素朴な疑問…わざわざ名所まで行かなくても近所で紅葉してるのに…



紅葉スポットに毎年出かけるという人に理由を聞いてみると、わからないけど好きと言う



わからないけど好き?



なぜそこまで紅葉は人を惹きつけるのか?






自分なりに紅葉の魅力を感じたくて日光の竜頭ノ滝にでかけた



行く道中、艶やかな色どりで包まれた秋の道には他の季節にはない色気がある



色とりどりのもみじや葉は太陽に照らされて美しい表情で人間を魅了していく



冬や春、夏のパステルカラーとは違い原色系の派手な色合いは秋ならではの光景かもしれない



そして竜頭ノ滝



赤や黄色、褐色系の色で覆われた山々の鮮やかな存在感は、美しさと儚さの表裏一体を物語る



まるで四季のクライマックスがここにあるかのように煌々と



肌寒い時間帯になると夕日に照らされて大地が燃えるような生命力を放つ






いままで僕はこの美しさをなぜもっと求めなかったのか?



それとも景色を愛でる余裕が心になかったのか?



神秘的な四季の輪廻を漂う時間



紅葉名所を訪れる人の気持ち、山の奥深い美しさを知った秋になった



これからも時間がある限りどこかの街の紅葉を毎年見に行こう



南天の実